昨日のニュースステーション、じゃなくて報道ステーション

わりと最初のほうのニュースとして、東京新聞の五味という人が金正男にインタビューした書籍のことを取り上げていた。番組開始直後から見たわけではないのでトップニュースかどうかはわからないのだが、22時10分すぎではあったからトップでないにしても2つめか3つ目ではあると思う。
が、このニュース、内容が先週の週刊文春(2012年1月26日号)に五味氏本人が寄稿していた内容(『金正男 独占告白! 「金正恩、わが宿命の弟よ」 7時間インタビューと150通のメール。独裁者の長男が明かした真実』五味洋治)とほとんど一緒。自分の見る限り、新しい情報はなかった。もちろん週刊誌は文章だけどテレビは映像なので、表現が映像になっていることで印象は違うが、情報としては「ああ読んだな」って印象が全体に。
もともとが書籍出版の宣伝的要素の強い内容だから、一度、別の媒体にでたものをそのまま取り上げてもいいのかもしれないが、少なくとも“ニュース"ではないよなあ。しかも週刊文春では巻頭で「衝撃スクープ」とされているわけで。
週刊文春テレビ朝日の読者視聴者は重ならないだろうという想定なのだろうか。なんてね。