脱力のわたくし

すこぶるどうでもいいことですが、本日某氏が「文藝春秋かったぞー」とか言っているのでちょっとトークしてみたところ、金原ひとみにたいして『同棲とかしとるいいかげんなやつだろ。ぐだぐだだな!もう一方は上智なのに』とかいう、品性を疑うような反応をくらったので衝撃的に脱力しました。ま、別に与太者だろうが大臣だろうがどうでもいい、というブンガクっぽい評価軸とは明確に異なる判断基準をおっさんは持っているのかと思うとやや脱力する次第です.」

「うへぇ」言論の時代

自意識をストレートに表現することにひいてしまうのは古い世代の価値観なのか。自分の言説をこれはすごい!とアピールする言論人を見ると、なんかちょっと気持ち悪いと思ってしまう。もちろん、すごいことだという確信は必要だと思うが、それを臆面もなく世間にアッピールするというのがなあ。そういう言論を見ると、その自意識のありように「うへぇ」と首をすくめてしまうのだが、最近とみにこの手合いの熱い言論を目にすることが多く、自分が時代遅れなだけなのだろうなと思いつつある。
冷めた姿勢がかっこいいと思っているわけではなくて、熱いパッションが言論には必要だと思っているし、また自画自賛できないような自信のない物はだすんじゃないよと思っているが、熱いものを熱いまま表現したりそれを自分で絶賛したりする姿勢が「うへぇ」なのだ。臆面のなさというか芸のなさというか。レトリックで人を惑わせつつよく読むとものすごい嫌み、というような論争を好む自分には、アメリカ西海岸の青空の下サーファーに打ち込む高校生のようなさわやかさをたたえる言論言説にはまぶしすぎる限りだ。屈折がないとね。

男前アイドルさんが

リプトン「リモーネ」のCM、TOKIOの長瀬さんが「ラムのラブソング」歌ってるのだな。すげー。オタ的教養ってーか、オタ的資源ってどんどんオシャレとかイケテルに回収されていくなあ。CM自体はおしゃれコミカルテイストだっただけに、「ラムのラブソングかよ!」とショックだが、これはどうとらえればいいんだろ。ショック受けるのはCMづくりとしては成功なんだろう。ま、でもショックを受けるのはオタとしてラムちゃんへの思い入れが強いからかもしれない。一本木蛮とかってどうしてるんだろうなあ。

脱力追記

下にある無粋な文藝春秋購入者に関する話題では、「もう一方は上智」とか書かれているがそれは無粋氏がそう語ったことを書いたまでで、ほんとはりさたんは早稲田だということは言うまでもない。言うけど。下の記載書いたときはかなりラリってたので文脈がぐたぐだだが、つまりこういう無粋さんのような人にまで売れたんだからよかったね、ということだ。リアルタイムでないからよくわからんけど村上龍の受賞の時とかもこういう感じだったんかね。

町山智浩さんのはてなダイアリ

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040224
いつも面白く読んでいるが、2月24日分がぐっときたので自分用メモ。市民としての責任とかそういうこと最近気になるので、とくにぐっときたのかも。理解しなくても同じ土俵に上がらなくても言いたいこと言いたい。