蝉は英語でなんて言うでしょう?

答えはcicadaでした。

米に“珍客”びっしりー17年ゼミ大発生  【ワシントン=沢木範久】首都ワシントンを中心とする米国の東部地域で、「十七年ゼミ」の大発生が始まった。木の幹はもちろん、家の壁や車のタイヤにもびっしり付着するほどで、これから六月中旬まで、市民は“珍客”との共存を迫られる。  米国には十七年や十三年ごとにしかみられない「周期ゼミ」がいる。十七年ゼミの生息地は、ワシントンのほか、メリーランド、バージニアペンシルベニアなど十五州。その数は一エーカー(約四千平方メートル)あたり百五十万匹といわれ、総数は数兆匹にも達するという。(後略)

写真がややすご。これに興味を覚えて、17-year cicada とかで検索してみたわけです。なかなか面白かった。普通に考えるより小さめの蝉で、目が赤い。人間や動物に害はないけれど、大勢で鳴くのでうるさい。木に止まって樹液を吸うので、庭木や果樹には害虫ともなるーというような感じ。北米東部で周期的大発生をする蝉(periodical cicada)はMagicicada属の7種。うち3種が17年ゼミでのこり4種は13年ゼミらしい。発生年ごとにグループが分かれるが、2004年に大発生するグループはBrood X らしい。インディアナ大学に詳しい研究チームがあるっぽい。
CNNのニュース:http://www.cnn.com/2004/TECH/science/05/11/cicadas.ap/index.html
NATIONAL GEOGRAPHICのニュース:http://news.nationalgeographic.com/news/2004/03/0329_040329_cicadas.html
概説としてはこの2つを参照しました。しかし「shrimp-size bugs」ってなんだ(笑。 エビサイズの虫? よーわからん感覚だ。専門ページとしては以下が代表的のようです。
Cicada Watch 2004: http://www.msj.edu/cicada/
Periodical Cicada Page: http://insects.ummz.lsa.umich.edu/fauna/michigan_cicadas/Periodical/Index.html
↑ここの年級群(Brood)ごと発生記録を見ると、BroodXの発生分布はたしかにでかいが、最大はBrood XIXだ。2011年。2011年の初夏には北米東部で結婚式を企画しない方がいいですよ。
Cicada Mania: http://cicadamania.com/
↑というのも、このサイトによれば「最も多く寄せられる質問は『蝉で野外結婚式がだめにならない?』」らしいから。アメリカ人はそんなに野外ウェディングが好きか。ちなみに野外結婚式のための心得の第一は、「ホールを借りとけ」であった.このサイトでは2004BroodX記念Tシャツとかマグカップとかつくっている。馬鹿っぽくていいなあ。