かまやつ女vs六條女 リターンズ

この件について、ハラさんid:hizzzさんがもっと深くつっこんでおられますのでぜひご覧下さい。って、そっちから来た人の方が多いでしょうが。えー、自分なりにも少しポイントをわけてつっこんでみます。
1:六條華さんがこわいのこと
六條華さんは東大法学部在籍時にデビューされたので、現役東大生アイドル・しかも法学部、として話題になりました。東大生でアイドルでというくくりは当然菊川怜さんを思い浮かべさせますが、菊川さんがクイズ番組とかニュース番組とかやるなかで「東大生なのにバカ」という印象(まー個人的にはバカなんじゃなくて、「東大生でアイドルでも理系だとやっぱりオタくさい」が正しいと思うんだけど)を抱かせつつあるなか、六條さんは政治を語ったり経済を語ったりなさって、才媛らしさを存分にアピールなさっておられます。
ごく個人的印象を語らせていただくなら、東大法卒という肩書きでアイドルというか芸能人さんなのに政治経済国際情勢を語る六條さんは、才媛と言うより生臭いんですが…。ほら、パリの高級娼婦はル・モンドを隅々まで読んでいるのよ的な生臭さが漂う気がするんですが…。気のせいでしょうか…。
たとえば、六條さんの公式サイトでプロフィール(じゃなかったメッセージだった)をみると:http://www.hanna6.net/index2.htm

子供の頃から「大人になったら日本を変えてやる!」なんて野望を抱いていた私。
最初は尊敬するシュバイツァー博士のように、医師になって人のために働きたいと思っていました。が、高校
生の頃に色々と勉強をして、一日医師体験などに参加するうちに、目の前の患者さんを治すことに精一杯で、
日々追われている自分の将来が見えてしまい、違う道を探すようになりました。
大学に入ってからは、社会に影響力のある職業に就こうと、意気込んでいたのですが、社会の成り立ちや仕組
みが見えてくるにつれ、自分がなんと小さく、無力なんだろうと愕然としました。世の中を知らなかったんで
すね。

それから今度は私のような若造でも影響を与えられる職業って何だろう・・・?と考えたとき、女優という選
択肢が見えてきました。女優という立場で世の中と関わることで、より多くの人たちと関わって、より大きな
影響力を持てるのではないかと確信したのです。

ど、どうでしょうか。テレビにたくさん出ることが成功というお茶の間的芸能人格付けでは菊川さんの戦略のほうがいけてると思うんですが。いや六條さんはそんな低い目標じゃないというのはよくわかりますが。
2:カルチュラル・スタディーズのこと
かまやつ女のおおもと:http://www.culturestudies.com/youth/youth03.html
日本でカルスタといえば上野俊哉だけだと思いこんでいたurouroです、こんにちは(しかも上野俊哉もよく知りません!!)。「かまやつ女」という造語はカルスタ屋さんから出ていたのですね。この辺の読解はhizzzさんに詳しいのでこちらをどうぞ:http://d.hatena.ne.jp/hizzz/20040626#p1。しかしカルスタというのはこういう適当な造語つくっていいんでしょうか。なんどもいいますがムッシュはモッズだから!。当方はこういうゆるゆる系女子に対してなーんの含みもございません。が、この「かまやつ女」たらゆーてる人たちは、含んでますよね。何か。確実に。そういう含んでいる人たちが、かってにムッシュの名前を使うことが許せませんよ。つーか、彼女らはたぶんムッシュ知らんだろうにそんな命名してやるなよ。しかしhizzzさんがおっしゃるように、元ネタには「六條女」なんてけったいなカテゴライズはない模様。ということは六條女はある意味、六條さん売り込みキャンペーンですね。もしやこれが「現役東大生・グラビアアイドルで売る六條華の背後に見える黒い紳士達」(from「噂の真相」04年02月号)ってことですか!!? 
ところでハラさんもつっこんでますが、カルスタさんが分析してる調査対象9名のことですが、こんな少人数じゃ検定もたないよ!、以前に、これってこの人たちが目で見て「かまやつ女だ!」と思った女子にアンケートしてるだけですよね?えーと、その作為的な抽出っぷりはどうなんでしょうか。せめて、このタイプの女子がバイブルにしている雑誌の読者から無作為抽出、とかそれくらいしないとだめじゃないんですか?この手法だと、「この人たちがかまやつ女とカテゴライズした女子」の分析でしかないと思うんですが。再現性も何もあったもんじゃないじゃないですか。
3:ムッシュのこと
もうとにもかくにもですね、このサン毎記事がバカだとかカルスタ屋さんを不信に思うとか六條さんがこわいとか、そういうことのすべてがですね、「かまやつ女」という命名に対する怒りの副産物なんですよ。こんなバカ記事でもこれが「マチャアキ女」ならたぶん許してましたよ!愛すべきバカ記事、とか思ったかもしれません。いやごめん、やっぱそれはないわ。ムッシュの洒脱さと飄々としたところと古いのに新しいステキさをこんなヒマネタに扱わないでください!例のエロゲタイトルが家族を意味する言葉ではない*1級にムカッとしました! というわけでこのネタを扱う人はムッシュはゆるゆるじゃない!キャンペーンにもご賛同下さい!(わらい
おまけ:カルスタ研究所さんの分析から

実際今回インタビュー調査をしてくれた1971年生まれの担当者女性も「いつもインタビュイーの気持ち
に、ある程度共感したり納得・理解できていたのに、今回は本当にそれができなかった…。あー私には若い人
の気持ちがわからない、この人達と私は全然違う、という自覚を新たにしました」というメールを私にくれ
た。それくらいこのかまやつファッションは「革命的」だ。革命的に背景が見えない。

いや1971年生まれってことは今年33歳でしょ。そろそろ若い人と*本当に*嗜好があわなくなってくる頃だから。