東先生ブログを読んだ

久しぶりに読んだ。なので遅い反応ですが、3/5付の記事冒頭が…
http://www.hirokiazuma.com/archives/000125.html

昨日は日本SF大賞授賞式に行ってきました。文芸誌から離れて幾歳月、いまや出席するパーティは日本SF大賞授賞式ぐらいしかなくなっているのですが、最近、いろいろな事情があって、もういちど文学とか批評について考えています。

ファウストは?ファウストは文芸誌じゃないんでしょうか…。ちょっと悲しいです先生。
あと、

他方、1998年というのは、清涼院流水の存在感が無視できないものに膨れあがり、上遠野浩平がデビューした年にあたります。

えー。上遠野はともかく、流水もそこですかー。ちなみに流水作品出版年はこんなかんじ。
http://www.geocities.jp/le_corps_sans_organes/page017.htmlを参照しました。)

「コズミック 世紀末探偵神話」 講談社ノベルス1996.9.5
「ジョーカー 旧約探偵神話」講談社ノベルス1997.1.5
「19ボックス 新みすてり創世記」 講談社ノベルス1997.7.5
「カーニバル・イヴ 人類最大の事件」 講談社ノベルス1997.12.5
「エル 全日本じゃんけんトーナメント」 幻冬舎ノベルス1998.2.16
「カーニバル・デイ 新人類の記念日」講談社ノベルス1999.9.9
「全日本じゃんけんトーナメント」 幻冬舎文庫H11.11.25
 (「エル 全日本じゃんけんトーナメント」の文庫版)
「ユウ 日本国民全員参加テレビ新企画」 幻冬舎ノベルス1999.12.15

この出版年次を見ると、ミステリ愛好者の実感としては、97年が最も震撼した年のように思いますが、愛好者以外に届くのは98年くらいだったということでしょうか。ふむ。
ところで今回ふとおもったのですが、東先生のなかで麻耶雄嵩はどういう位置づけなんでしょうね。ミステリというか講談社ノベルス方面で、ミステリの文学化というと、自分にはまずまやゆーなど思い起こすんですけれども。