記録魔の価値

たとえば元禄御畳奉行日記のように、ふつうの人間だけれどものすごく詳細な記録をつけている場合、はからずも歴史に残ることが多い。英雄の一代記よりもむしろ今からよむと面白いのは市井の人のこまごました記録のほうだ。
と言うような話をしていて、はたしてブログ他のネットメディアがそうなることってあるのかなあと思った。物価の記録のような具体的な記録は、電子情報媒体時代では公的セクションががっちり記録してしまい、だれかの日記に頼るということはないような気がする。もちろん公的セクションがとりこぼすようなものもあるだろうけど、カタログがHTMLやPDFで提供されたらストレージされちゃうよなあ。
そんじゃ100年後の人が読んで面白いと思うことってなんなんだろう。やっぱり今の時代の空気が感じられることだろうな。100年後の世界でなにが楽しまれているのかを覗いてみたいよ。