ネットなんかで遊んでると常識が麻痺して良くないの話

職場に体が弱い人がいて、追い込まれると急性の症状を発生して倒れることが多いため、繁忙期は本人も周囲も注意が必要なのですが、ここ数日いやまじでほんとに一日って24時間しかないんですけど!みたいなありがちな年度末忙しさが職場中を覆っていて、あーあの人倒れちゃったらどうしようとか思っているわけです。これ説明。で、本人としゃべってたら、冗談交じりで忙しくて倒れそうって話になって、そこで思わず「倒れフラグ立ってる?」と口走ってしまいました。「え?なに?どういう意味?」って聞き返されて、改めてこんなのリアルでは通じないことばなんだなと再確認。その他、ふらっと使ってしまって通じない用語といえば「ツンデレ」「サブカル(侮蔑語)」「俺の知り合いの劇画原作者が」などですね。
そういう小ネタ以上にずれずれだったのが、職場のサイトにブログをくっつけたいという要望があがっていてですね。でも管理が大変だからトラバとコメントは閉じておくとか言ってて、じゃなんのためにブログかというと、ようはHTML書かなくても気が向いたときにふらっとアップできるから、情報発信の頻度を高められてサイト訪問者によりイメージを伝えやすい、という狙いなんだそうです。
それはとってもよくわかるんだけど、でもさーそういうのってさー、隠れはてなダイアラーにとってはものすごくうずうずする話題じゃないですか(じゃないですか話法)。このちんけなはてダでもブログ論みたいなのあほみたいにやってるわけ。無断リンク禁止主義者を揶揄したり、宣伝トラバを糾弾したり、ミュージカルバトンを実行したり考察してるふりしてみたりしてるわけ。だから「コメントとトラバを禁止してなにがブログだ」とか、「それはそういうシステムを利用して頻度の高い情報更新を行いたいと言えばいいのであって、ブログをつくりたいと言わないで欲しい」みたいなことをつい口に出してしまうわけ。
でも当然、話がすれちがうんですよねえ。だって向こうはシステムの話なんだもん。そこへブログ概念みたいな話を持ち込もうとしてるんだもん。mesh騒動とかJBAとか日本における日記文化とアメリカのブログブームの対比とかそーゆー話をしたいんだもん。でもそういうの全然関係ないのね。彼らにとってはいらない情報なのね。でもこっちはその手の話題で一晩飲めるくらいネタがあるわけ(実際に飲んだことはないよ!)。「そもそもウェブログというのはだね」みたいな語りが大好きなわけ。しかも「ブログとは何か」みたいな話、ちょっと前にあほほど読み書きしてるわけ。パンパンなわけ。いつでも来いなわけ。でも誰も聞いてくれないのね。世の中、みんながはてなダイアラーじゃないのね。みんながみんなことのはとか教科書に載らないとかARTIFACTとかそういうの読んでる訳じゃないのね。
ほんとネットなんかで遊んでると常識が麻痺して良くないものだと思いました。