人生に必要なことはSFから学ぼうシリーズ

今話題のやおいっこ独白より
http://anond.hatelabo.jp/20070502124921

やおいは究極愛だなんて言うほど夢見がちではないけれど、私にとってやおいは、
もし私がセックスの出来ない体だったら愛してくれた?
もし私が男だったら愛してくれた?
優しくしなくても、ご飯を作らなくても、化粧をしなくても愛してくれた?
という問いかけに優しく肯定してくれる夢物語なのである。

別に男女限らずこういうことは気になるタイプの人間は気になるもので、男子だって、オレの職業や、学歴や、趣味や、勤務先でつきあっているんだろうお前お前、と思うときは思うわけです。そんでこういうのって結局、相手と自分の間のことじゃなくて自分の中のことだから、こういうこと言い出した時点で独力で話をややこしくしており、そんな答えのでない問いに陶酔するくらいなら今の暮らしを楽しんだ方がいいよと言いたいが、それはともかくこういう問いを描いた名作がコードウェイナー・スミス「燃える脳」(ハヤカワ文庫「鼠と竜のゲーム」所収)だと思う。こういう自問自答で苦しくなっているひとは読むといいかもしれない。もちろんなんの助けにもならないかもしれないけどね!