オグマーが来た

 本屋に在庫があったらしく、注文して即来た。「<癒し>のナショナリズム」(ISBN:476640999x)。小熊英二と上野陽子の共著となっているが、前書きによればこれは小熊英二のゼミ生の上野陽子の卒論である「新しい教科書をつくる会」の実証研究を、小熊のつくる会への論考とセットにしたということであるらしい。理論と実証研究の両方が一冊に入っているとはお得だ。
 小熊の序文と上野のあとがきをよんでみたが、上野の対象に接近した参与観察はかなり楽しみである。装丁も美しく、すっきりしていてよい。第一印象では「お買い得」という感じを持った。楽しみに読んでいこうと思う。