毒入りチョコレート事件

THE POISONED CHOCOLATES CASE:アントニー・バークリー:創元推理文庫ISBN:4488123015
古典の有名なやつ。東京創元社50周年フェアらしく平積みになっていたので購入。長編だけど6人が順番に推理を披露していくのでだらだらとよんでも大丈夫。だらっだらっと。実際には犯罪研究会のメンツが全員いやなかんじで感情移入できず、全然はかどらなかった。おおもとは1929年出版だから作中の時代もそれくらいだと思っていいのかな。1929年は昭和4年。戦前ですな。「D坂の殺人事件」が1925年だそうなので、だいたい一緒。個人的にはこのあたりの年代が舞台の小説が洋の東西を問わず好きなので、作中に描かれる雰囲気はよかった。
なんちゅうか、歴史的名作を読んでいるオレ、という感慨のほうがつよいな。