本屋ネタ

とうきょうのあおやまぶっくせんたーについてふれた記事を各所で読みました。地方人だから直接は関係ない。しかしそれにともなってというか、新宿で関西系大規模本屋の仁義無き戦いのようですね。
参照:http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20040724#1090599051
ジュンク堂は関西であほみたいに規模拡張試合やってますよ。最初は多分、神戸三宮だったと思います*1。そのあとが大阪堂島のアバンザかな。どっちもその当時の関西一面積を謳っていたような。三宮ではダイエーの中にもでかい店舗をもっていて、これも15年くらい前は屈指の規模だったなあ。
大阪キタはもともと阪急梅田の紀伊国屋と曾根崎の旭屋があり、平面の紀伊国屋・ビルの旭屋で好みがわかれたものですが、雰囲気はどちらも似たようなもの。でもないか。旭屋のほうがじじむさいかも。しかし堂島アバンザはゆったりしたスペースのビルで立ち読み用椅子(って矛盾しとるな)があってというこしらえで、開店当初はわりに話題になりました。っていうかわざわざ行った!電車に乗って!ただ本屋を見るためだけに!馬鹿だなあ。とまれ、だからキタは大型書店だらけ。本屋をはしごしながら散歩していけるという感じ。
京都は京都で、四条河原町近辺には駸々堂というでかい本屋があったけどつぶれてブックファーストになり、これには当時衝撃が走ったものです。つぶれてしばらく空き家で、ここもゲーセンとかパチンコ屋になるのかと暗澹たる気持ちでしたが、気がついたらブックファーストが入っててうれしかったなあ。品揃えがちょっと変わったとか、あと知人が立ち読みしてたら店員が売れないと嘆いていたのを聞いてしまったとか開店当初はいろいろあったけど、今ではしっくりしてきました。駸々堂コミックランドがつぶれたほうが悲しかった人もいるか。でもそれは喜久屋書店がでばってきたから平気にちがいない。四条河原町近辺ででかい本屋はだからいまでは、ブックファーストジュンク堂丸善(立派なビルだけどつかえない)くらいか。でもたぶん京都で今一番でかいのは京都駅南側のアバンティブックセンターだと思う。というかここも開店当初は関西随一とか言ってたんじゃなかったっけ。烏丸口の方に(というかCUBEに)三省堂がそれなりの面積でできたからそちらを使う方が多くなった。あ、京都駅近辺にはプラッツ近鉄の旭屋もあるか。あそこもでかい。
駅の本屋といえば電車に乗る前に本を買うことが多いのだけれど、梅田から阪急に乗るとき、ちょっと前なら絶対に紀伊国屋に行ってたのに最近はほとんどブックファーストにいってしまうようになった。というか阪急梅田駅のすべての改札口近辺にブックファーストがあるんだよ。血道あげすぎ。さすが阪急電鉄流通事業本部。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004070700136&genre=B1&area=O10
http://www.hankyu.co.jp/ryutuu/welcome-j.html
こうして考えると、結構大規模本屋合戦をよろこんで体感しているなあ。で、今、本当に関西一の面積はどこなんだ。「関西一」塗り替えの歴史にどこまで自分がついていってるのか気になる。まあでも大きけりゃいいってもんじゃないですよね。つかれるし。梅田の紀伊国屋とかひどいよ。倒れそうになる。こじんまりとして感じのいい本屋が徒歩圏内に複数あることも市井の読書好きとしては大切だ。そういえば自分の居住地は学生街なので無駄に深夜営業とか24時間営業の本屋がそこらか中にあって24時間立ち読みマラソンできるなあという勢いでしたが、数年前から24時間でなくなったり、開店時間がえらい短くなったりして深夜二時の散歩では本屋によれなくなりました。さびしい。できるだけ一カ所の本屋でだけ買わないように心がけて、本屋を大切にしましょう。あとこだわり本屋が増えてるけど、こだわり過ぎもつかれるのでほどほどでよろしく。

*1:ジュンク堂のサイトを見るに、センター街のでかいのは1991年のようだ。というか各店の坪数を書いてある。すごいなー。