スマップを真面目に聞いた

車を借りたらスマップのCDがあった。普段、車で音楽ソフトを聞くことはない。いつもラジオ。しかし今回は山道を走り回るため、ラジオが全然入らない。したかがないので長時間、一枚きりのスマップをかなり真面目に聞いていた。銘柄は世界で一番ナントカが入っているやつ。
普段音楽を聴かないからかもしれないが、思ったよりもずっとちゃんとしていて驚いた。豪華なアレンジで音が厚いし。音楽性も高い、と思うが造詣が深くないので自信はない。しかしホーンがにぎやかになっていたり、コーラスが厚く入っていたり、にぎやかで華やかで明るい曲調が続くトータルアルバムは、なんかイイ感じだった。お見それしました。たとえが悪いが、サムライトルーパーにはまっていた友人が草尾毅のアルバムを貸してくれた(貸し付けられた)ときくらい驚いた。ふつうに音楽CDとして楽しかった。
ただ、メンバーの声質が似通っているような気がした。とくに、木村・草なぎ・稲垣の3人。木村はア段の発声に独特の臭みがあるのでわかるが、それ以外のところではこの3人の声は非常に聞き分けにくい。本来の声質がにているのか、編集のせいなのかはわからないのだけれど。テレビの歌番組などで見ると、木村拓哉の歌声は太く聞こえるが、アルバムではかなりソフトな感じ。それよりもソフトで伸びがあるのは稲垣の声。香取の声は少しバリトンがかっていて深みがあり、ちょっと違うが、歌い方が似ているのかはたまた編集なのか、やっぱり3人と近いところもある。例えばオレンジレンジとか、明らかに違うタイプの声を揃えたグループと比べると、ユニゾン部分があんまり面白くない。そう考えると中居の声は異化作用があっていいなあ。コーラスグループとしてはもう少しなんとかすると一層面白いんじゃないかと思うんだけど。