週刊文春 8/5号

今週の週刊文春はなかなか面白かった。面白いというかつっこみを誘うというか。
1.乙葉さん…
写真をとってみたが見えるだろうか。巻頭グラビア「原色美女図鑑−乙葉」の一頁目は見開きの左側で乙葉さんの立ち姿。美しい。でも右側の広告ページのコピーは、「ショットのキレより、オシッコのキレ」。カネボウ八味地黄丸の広告である。最初開いたとき、乙葉さんが頻尿対策薬のコマーシャルをしているのかと思ったよ。
2.オリンピック女子バレー
特集記事のひとつ「アテネ五輪メダル数完全予測「金は7個」」(pp.33-35)の文中では

「メダルは確実であとは色の問題、という話になってるけど、それはどうかと思う。
(中略)
四位だったら大成功ですよ」(スポーツライター

というコメントをのせているが、その4ページあとに柳本監督のインタビュー記事が。
「柳本監督どん底から這い上がった傍流人生」pp.39-41

「(監督の談話)...目標の金メダルまで、もう一歩です」
(中略)
しかし柳本の“負け勝ち”理論でいけば、心配ないのかもしれない。
負けの次は勝ち。次の大会はアテネ五輪である。

応援してるのやらしてないのやら。どっちだよ、と。
3.曽我・ジェンキンス夫妻
今週号ラストの記事は、「曽我さんを悩ますジェンキンス氏仮病説と家庭内暴力疑惑」pp.147-149
ジェンキンス氏の実態がようわからん、政府の対応があやふやだから妙な噂が立つ、という趣旨。

冬の寒さの中で石を抱き、夜を過ごした家族に対して、ジャカルタや日本での生活が贅沢だと非難し、
誹謗する噂を垂れ流すのは、あまりにも酷である。

次のページの「読者より」のトップにあげられた読者投稿では、当の夫妻に対して

...数奇な運命にもてあそばれ、とても気の毒だが、超高級ホテル、チャーター機とは?
はれものに触るような政府の気の遣い方。VIPもどきの待遇。
ひとみさん一家もさぞ面はゆいだろう。税金の乱費もいいかげんにしてもらいたい。

よく読むと政府指弾であって文春と態度が違うわけではないのだが、この一節は前の記事での「酷な非難」を想起させるなあ。

3点とも、並べ方の問題だからたいしたことではないのかもしれないけれど、自分は順番に前から全部の記事を読むタイプなので気になる。同じ号に載せるのだとしてももうちょっと間をあけるとか、読者投稿は2個目にするとか、ほんのちょっと気にしてくれればいいのだけど。雑誌、特に週刊誌は、全部の記事の配置を決めてから刷ってるわけではないだろうから、進行上しょうがないことかもしれないが。
その他の記事では、紅白プロデューサー横領ネタについて、「小誌スクープで開局以来の危機!」とはしゃいでおられました。よかったね。あと今号で連載が5つも終了している。そのうち太田垣晴子のはまだ開始してから日も浅いはず。マイナーチェンジでしょうか。気になります。