チェンジチェンジ若者意識 

http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20041123#1101166417 より あとコメント欄でも盛り上がってる。
イマドキの「若者」が何を読み、聴き、ハマっているかと聞いてみたらなんか薄い!薄いよみんな!ってかんじ。うわ大雑把な概略だな。「イマドキの若者に尾崎を聞かせる」のとき同様、多様な解釈が成り立つけれどその前にネタ自身がおもしろい。若者に囲まれつつ衝撃を受け、「え?じゃあコレは?コレもダメ!?んじゃんじゃコレは?」みたいにkuriharaさんがはまっていってる様相を想像すると一層おもしろい。それまで同じ若者類だと思っていたのに、そこにいたのは実は異若者類だった−−とか想像するとディックっぽいな(ぽくない)。
印象としては、「ファッションとしての○○」っていうのが薄れたのかなーと感じる。別に浅田彰だって岡崎京子だってプログレッシブロックだって心底がつんと来た人は一握りで、その周囲にそういうセンスエリートに引っ張られるというか憧れる層が厚かったからみんな受容してたんじゃないかしら。一昔前で言えば朝ジャを小脇に抱え、って雰囲気が相当するかな。センスエリートが周囲を引っ張り、それに追従するという関係から、みんなまったり身の丈サイズにうつったのかと。受験戦争のあの高密度同世代群をくぐらなかった、ゆとり世代らしいエピソードだなと思います(我ながら嘘くさい)。モードが集団から個へと切り替わっているというか。こういう若者たちはしかし、学校でどういう話するんでしょうね。昨日あのテレビ見た?とか今週のジャンプ読んだ?とかそういうつなぎを欠いた人間関係ってめんどくさそう。
自分は情報に早熟な方で年齢よりも上の世代の流行に背伸びして憧れるという風があったから、いまだに歴史性みたいなものに強烈に影響されてしまうけれど、永遠に自分が参加できなかった歴史を追い続けるというのはそれはそれで甘美なものなので、若い人で身の丈サイズが気に入らない人はそうしてるんじゃないかな。先鋭化して、すげー詳しい奴になってたりとかね。