ビデオを見る前に

出先で結果を知ってしまってとてもがっくり。しかし結果を知った上でM-1を見ると、笑い飯アンタッチャブル麒麟にそんなに劣っているとは思えず、なぜ落ちるかなあと不思議に思う。確かに勢いはなかった。「審査」が結局何を対象にしているかがわかりにくい。パフォーマンスの審査だから、着想とか設定の斬新さ・奇抜さだけではなく客をつかむとか空気とかそういうものも入るのだろうけど、それなら普通の漫才コンテストやオンバトとどうちがうんだろうとも思う。漫才も演劇みたいに台本賞があると面白いかもしれない。ミュージシャンが作詞や作曲を手がけるのが当たり前になっているけれど、漫才に作者がクレジットされないのが普通になってきたのはいつからなんだろう。M-1に出る人たちはみんな自分たちでネタを書いているのだろうか。
自分の好みとしては今年はPOISON GIRL BAND東京ダイナマイト・千鳥がよかった。特に千鳥はどうしてそんなに悪いのかさっぱりわからない。あの全編にあふれる小学生感がものすごくいいのに。とはいいつつも大きく受けるとは思わないのだけれど。アンタッチャブルはずっと好きだったので結果は結果で嬉しい。