アサリ不買訴え

やや旧聞に属しますが。
http://www.sankei.co.jp/news/050110/morning/10iti001.htm

北の“ドル箱”対日外貨収入の22% 「救う会」など、アサリ不買訴え

軍・工作機関の資金源

 拉致問題に対する不誠実な対応から北朝鮮への経済制裁発動の声が高まる中、
拉致被害者と家族の支援組織「救う会」は民間でできる制裁として、アサリなど北朝鮮産の海産物の不買運動を呼びかけることを決めた。
北朝鮮からの輸入品目のうち、アサリはトップを占める“目玉品目”。
北朝鮮の海産物取引は軍部や工作機関の資金源となっており、少なからぬ打撃を与えそうだ。(...)

うーん、身の回りではアサリじゃなくてハマグリがひどいって話題だったんだけど、アサリだったんですね。あと貨物船のアサリコンテナのなかほどに麻袋に入ったなにやらが混入されているという問題も、聞いたことがあります。こわいこわい。で、記事末尾にもありますが、これを北朝鮮への打撃につなげたいならば、やっぱり原産地表示の問題がありますね。今のJAS法ではちょっと具合が悪い。現状、中国産として入ってきているアサリの大半が北朝鮮産らしいという噂もありますし、巧妙さが増すだけでは困りますね。その辺、国と連携して動かないと全く意味がないと思います。原産地表示の欺瞞には前から不快に思っているので、この活動(ある意味で国家安全保障ですよね)のために救う会の人が圧力をかけてくれたら、イデオロギーを超えて多くの人が賞賛できる功績となるのではないでしょうか。北朝鮮外交よりも原産地表示のほうが自分にとっては重大な問題ですので、ぜひともがんばっていただきたいと思います。あと反WTOっぽい自分としては、イデオロギーが消費の抑制につながるのかどうか、非常に興味がありますのでそういう意味でも期待します。なんかでも実効性としてはみのもんたに「奥さん、北朝鮮のアサリは栄養価が半分以下!」とかいってもらったほうが早いような気もしますが。
しかしアサリを掘って装備を買う兵隊さんというのは、なんか屯田兵みたいな、よく考えれば悲惨なんだろうけどぱっとみのんびりした不思議な存在ですね。