モヒカン族随想

  • ネットで金儲けしたい人はモヒちゃんに困るだろうなあ。つまり、電脳空間が荒涼たる世紀末都市ではないという装飾を、どう提供するかが金儲けチャンスを増やす。
  • 電脳空間上のリソースを利用するだけなら別にモヒちゃんに会わないけど、電脳空間に一個の人格として没入しようとするとモヒちゃんに出会う。モヒちゃんはだから「住人」なんだな。
  • Tech総研のエンジニアがどうこういうシリーズ*1はモヒちゃんの対偶なのか。
  • でも電脳空間は単体で成立しているばっかりでもなくて、現実空間の距離と時間を縮めて効率を上げるための作業空間としても利用できる。たとえば顔つきあわせてやる会議をグループウェアとかメーリングリストに移行するとか。そういう作業空間としての電脳空間では、ある程度ムラ社会的つきあいを維持することが原理的に必要。そこで思わずモヒ化してしまってはいけない。上司のメールの不備をML上であげつらうことは、たとえそれが人格攻撃を意図していなくとも、その後のあれこれにとってまずい。
  • っつーか自分がメールを使い出した頃は、「件名に日本語使用はルール違反」「メールには必ず名乗りを入れる」「メールに頭語結語をつけるなんてナンセンス!」みたいなことを“教育”された気がするけど、最近、そういうのを“教育”する人って見ないな。どこいったんだ。モヒちゃんは生活レベルでは絶滅に瀕しているのだろうか。
  • 炊飯器でケーキをつくる主婦はモヒちゃんに怒られるだろうかと考えたが、思いもよらぬ角度からの技術有効利用というのはモヒちゃんもわりと好きそうな気がする。