なつかしネタ−あの頃のあれやこれや

それはまだオウムが狂信破壊集団ではなくて、お笑い宗教法人だったころ。「闇を切りひらく光の伝道 ウッパラバンナー師来る」というビラを見たことがあります。学園祭かなんかにきてたんじゃないかなあ。ウッパラバンナーさんは都澤和子さんですね、上祐さんの恋人と報道された人です。サークル勧誘とかでどうみてもあやしい匂いを醸し出していた、ヨガサークルが招聘主体だったような。昨今のヨガブームを思うと隔世の感がありますが、あのころは「ヨガ」もちょいヤバキーワードでした。
「大学新聞」と「学生新聞」は当然両方ありました。これはいまでも全国でありますね。
http://www12.big.or.jp/~h-press/information/hokugaku/h0404hokugaku.html
http://www.ton-press.jp/infomation/040911.htm
いつもどっちがどっちかわからなくなるんですが、学生新聞が原理です。読み比べればすぐわかります。そのときの判別キーワードはもちろん「貞操」「純潔」。記事はつまらなかったです。ふつーのことしか書いてなかった。しかし、もうそれほど露骨に統一教会臭は出してなかったので、記事中から原理臭さを探し出すのはちょっとした娯楽でした。新聞じゃなくてサークルもあったけれど、そのころはもう「原理研」というワードには色が付いていたので、「CARP」がサークル名だったと思います。ボランティアとか募金とかが看板だったんじゃないかなあ。
「東洋哲学研究会」は創価学会ですね。これはでもそんなに意識してなかったなあ。勧誘とかしてたんだろうか。あまり印象にない。あーでも、うっかり入ったサークルが仏教系の新興宗教で大変だった、と言ってる人を見たことがあるなあ。
あとは中核と革マルの残滓のようなもの。民青はもうなかったと思います(もともと民青が少なかった大学らしい)。ヘルメット、ゲバ棒でわいわいやっておられる方は別として、新入生をひっかけるのは政経研とかそういうサークルです。女性問題研究会とかね。政経研や女問研のビラはよくもらったけど、安保世代の教師がよく嘆いていましたが、もうそのころのセクトビラにはあまり芸はなかったです。主張が汚い字でずらずら書いてあるだけ、というのが多かったですね。
大学紛争以後・オウム以前のあの頃は、宗教は迷惑、セクト伝統芸能という雰囲気で、どっちにもそれほど緊迫した雰囲気もなく、あらゆる意味でしけてました。たまにひっかかっちゃう気の毒な人はいたけど、多くの学生は無視していたし、そうでなければおもしろ物件だと思ってよろこんでたし。宗教とセクトは仲悪かったですけどね。新勧のとき、CARPが一生懸命偽装して勧誘している横で、ヘルメットサングラスの皆さんが、「CARPは原理研でーす。原理に注意しよう!」とか言ったりして。いい光景だったなあ。
久々にダミーサークルのことなど思い出していたら、いろいろ懐かしくなりました。ウェブには「共産趣味」というカテゴリがあるようですね。いい趣味だなあ。
共産趣味ってなあに?
2chに世の中の真実を知った思いになりことあるごとにウヨサヨ言っちゃうようなヤングの人たちにはぜひ、こういう興趣を理解できるようになって頂きたいものですね。

追記:だめだ、つぼにはまった!
http://www.kakumoedou.org/