週刊文春今週号

ここしばらくの文春の雅子妃叩きは大変興味深い。まあ叩かれてもしかたない生活だからなー。だめだ、向いてない、と思ってもやめられない立場だという点では気の毒ではある。皇室というファンタジーの世界に適応できないことについて気の毒だと思うのだが、ファンタジーに心酔している人も結構いるみたいだし、それよりややこしい「ファンタジー維持のために税金で養ってやってるんだ」という輩もいるし、叩かれても当然かもしれないなと思う。
興味深いのは、離婚とか廃太子とかそういうことができるのかどうか。なんか同時代の事件ながら、歴史物を見ているように興味深い。目の前で実録・平安絵巻(外戚がどうこうとか、廃太子狙いとか、弟宮の活躍とか)が繰り広げられているようで、エンターテイメントとしてわくわくする。まあでも、明治以降の皇室は不自由に過ぎる。2600年(笑)も続けていくためには、えーかげんさがなければ無理だろう。京都へお還りいただいて、文化と祭祀に生きてもらえばいいのにね。
どーでもいいけど、2600年とかいうと、皇紀軍国主義!みたいな反応が一般的だと思っていたのだが、最近の皇室典範改正論議ではみんなふつーに2600年って言ってるね。神武天皇のおばあさん(ウガヤフキアエズノミコトの母親)は海の生き物(神様)なんですけど。
ウガヤフキアエズ - Wikipedia
いくらなんでも皇室典範改正論議という実務的な話題に、神話時代からの話をまぜこむのはいかがなものかと思います。神話に生きる人々に法律の縛りをかけるのがおかしいのかもしれませんけど。