はてなダイアリーキーワードサーフィン

徒然なるままにはてなダイアリーキーワードなど読む。これおもしろい→「オタクの常識」。わかるとことわからんところが入り混じってるのが面白い。
見せオタクって絶対面白いよね。切り取り方次第だけれど。見せの技や角度さえきちんと気配りしてあれば、オタクトークほど面白いものはない。オタクトークが嫌われる場合とはすなわち我を忘れての場合であって、コンテンツとしてのオタクトークは大抵おもろいのではないか。盛りつけひとつなんだよなあ。
そうそう、オタク面白いっていうのは、蘊蓄的面白さもだけれど、人間関係下手ならではのドラマ的面白さもあると思うよ(オタク→人間関係下手、というわけではないのはもちろんだが)。自分はオタクの入り乱れる愛憎話が結構好きだ。黒い事件簿チックだよねえ。肉般若とかが好評を博したのって、そういうことだと思うんだけどどうだろう。オタクならありそう、っていうディティールなのかもしれない。
で、上記キーワードからこっちへ→「オリキ」。ジャニーズ追っかけさんのことだけど、ここに所収の「オリキスラング」「オリキルール」がものすごい。
この「オリキルール」にはものすごくデジャビュを感じるが、宝塚のファンクラブルールとよく似てるんじゃないか。あとNANAに出てくるバンギャシーンもこんなんだ。実際のバンギャスフィアでどうなのかはしらない。
好きなアイドル/スターを追いかけるって、己の欲望に忠実な、素直な行動だと思うんだけど、なぜその一方でこんな理不尽なルールがまかり通っているのだろうか。こういう秩序が出来ていて、そして大半に遵守されているというのはとても面白い現象だ。
そしてこのルールがまた、ものすごく70年代臭いように感じるんだよなあ。さてどこが70年代か説明しろと言われると難しいのだが。スカートが長くて、安全ピンで腕に「○○命」とか彫りそうな人たちの気配、という説明で通じるだろうか。耐える女の美学、みたいなね。アイドル追っかけなんて欲望全開のことしてる人たちのルールとは思えないんだよねえ。
宝塚のファンクラブをやっている人には、スターを追いかける楽しさのみならず、ファンクラブという権勢のなか階段を上がっていったりすることの面白さに自覚的な人もいるのだが、ジャニーズやバンギャ方面ではどうなんだろう。バンギャ方面だと、地元のライブハウス時代から知ってる、という青田買い心理、育つ喜び心理はありそうだ。ジャニーズ方面はあまりぴんとこない。自分がジャニーズに疎いから、ジャニーズ=テレビに出ている人たちをイメージしてしまうだけで、養成所とかからファンをやってれば、青田買い的な楽しみもあるんだろうか。
濃いジャニーズファンとか濃いバンギャにいろいろ聞きたいなあ。