POPって頼りにしちゃいますよね♪

結局のところ、新刊点数が多すぎるのが問題で、世の中、本がありすぎるわけだから、自分のように次の一冊を切らさぬよう異常なエネルギーを投下しているバカ以外には、あの悪い意味での素人臭さに満ちあふれた、文芸部とかいいながらその実同人活動しかしてないような文化部上がりのいかにもなスタッフが、別に誰もそんなに期待してないのに営業活動めかして一人でいそがしぶっちゃって書いちゃったりしちゃってるにちがいないPOPという宣伝ツールもいくばくかの満足を与えている可能性はあり、であるからには、身の回りの本屋という本屋を侵蝕しているのは、きっとしかたのないことなのだろう。
とまあ金井美恵子ぶって勿体ぶった文章を書き出したのは、もちろんこれからPOPの悪口を言うためであって、しかもそれはごくごく私怨の悪口であるに決まっており、決して世の中に多数派工作をしようとしているわけではないというのを、わざわざ言わないといけない世の中なんて消え失せればいいのになあ。同調圧力禁止。
POPのきもさってやっぱり、営業に徹しきれないウェットさだと思うのだが読者はどうか。手作りバザーくささ。文化祭臭さ。それも、ポスカでサッカー部が殴り書きしたような文化祭臭さじゃなくて、ここぞとばかりに張り切って、トーンとか駆使しちゃって文芸部とかがつくるボーイズラブ風絵柄のポスターに感じる文化祭臭さ。
「営業」としてやらされているにもかかわらず、でも自己実現もしちゃってるみたいな。でも営業から踏み越えるつもりはないみたいな。
とりあえず、「おすすめしちゃいます」、「どきどきしちゃいます」という語尾を連発するS書店には猛省を促したいと思ったり。せめてあほっぽい文体をつかうのはやめてくれい。