気持ち悪がりながら自己啓発を進めるヒトの日記
注:この日記は怠け者でひきこもりがちな筆者がベンチャーマインドに挑戦すべく種々の自己啓発本を読みながら、うへぁその気持ち悪さに感心するものです。
7日間で人生を変えた後、今度はライフハック系の小ネタ本を読んだ。小ネタと言うよりは、ちょっとしたヒント集というほうが適切か。ちなみに人生が変わったかどうかはひみつです。
- 作者: 原尻淳一,小山龍介
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/07/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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問題はやっぱり後半だなあ。アイディアがわきでるような環境整備と内面整備のためのコツって、ものすごくこう、イラっとする。内容自体は大変参考になって、いろいろと腑に落ちることも多いので、本書をけなしたいわけではまったくない。要するに受け止める側の問題として、仕事を自分の人生のどこに位置づけるかという問題がつねにちらちらよぎるわけです。
たとえば、「歩くスピードは一秒に二歩」というハック。このペースだと大脳が刺激されてアイディアがわきだしやすいらしい。が、しかし。アイディアのために歩いているのか自分は、とかつい思ってしまう。良い仕事をするために人生を過ごすのか、人生のために仕事するのかということかもしれない。ベンチャーマインドに挑戦するためにはやはり、労働ではなく仕事、さらに仕事を通じた自己実現という前提をおかないといけないんだろうなあということを、ぼんやりと考えました。
まあ、人生のために労働するからこそ単位時間あたりの生産性を上げ、余暇を十分に確保するという風に位置づければ、会社員だって仕事術を身につける意義はあるだろうけどねえ。会社員としての野望がなければ、単位時間あたりの生産性が低く、かつ勤務時間をきっちり守って賃金をもらう方がお得だと思うのだけど、どうなのか。