都立大大混乱

やや旧聞に属しますが。

05年春開設予定の「首都大学東京」をめぐり、東京都は9日、異論が強い都立大(八王子市)に対し、「批判を繰り返す教員は新大学に参加すべきでない」などとする文書を送った。反対運動がやまないことへの「最後通告」とみられるが、教員らは「自由な批判を封じ込める大学などありえない」と反発し、新大学への参加を見合わす動きが出ている。

いやー、ますます混迷してますね。なんか混乱しすぎてて、話の全貌がまったく見えん。既存の都立大を独法化する際に、石原都知事が暴走して都立大教員大反発、というアングルなわけだが、中立でわかりやすいまとめサイトがあったら教えてください。ないか。
とりあえず疑問なのは、1・都立とはいえ都知事はそこまで強い権限を持つのか、2・現在の学生、院生は担当教官がいなくなったら(そして最悪、学部や学科がなくなったら)どうなるのか、くらいか。学部なくなったら学位とかどうなるんだろう。そんな想像したことなかったな。コワ。
川勝平太が結構根深くかかわってるみたいでちょっとショック。しかし、学問の高踏とかそういうこと以前に、ここまでもめる組織って普通に引くだろ。アカデミックポストめぐって大競争の昨今に、ぜんぜん公募の応募なかったらしいし。設立できるのだろうか。学生集まるのだろうか。
結局、大学じゃなくてビジネススクールをつくりたいんでしょ、慎太郎は。それはそれで別にいいんだけど、トップダウンで自分の理想を押し付けちゃねー。あと学費払ってる学生に反発されるようなことをしてはいかん。慎太郎は、人的資源の集積が一番難しいってことをよくわかってないんだろうな。いいスタッフが集まらないなら慎太郎の負けになりますぞ。いいスタッフ集めてうまいことビジネススクール化できて学生も集められれば勝ちかな。個人の気分としては負けを祈る。