週刊文春 4/22

土曜日に文春。
巻頭はイラク人質特集。"プロ市民"と叩きたいけれど、小泉も叩きたいしー、とアンビバレントを抱えた作り。さすがに新潮ほどきっぱりと人質叩きには走れなかったのは良識ゆえか、政府へのむかつき度のせいか。人質になる確率はイラクにいる人に等しくあったのならば、マザーテレサのような文句のつけようがない団体の人が人質になっていたら、世論はどう動いたのだろうか、とふと思う。人質になった人々はとにかく表現がうかつすぎたのだろうなあ。
連載。だから小林信彦の後に林真理子を配置するのはたのむからやめてくれ。台無し。近田春夫「V6の新しい恋愛歌には婚前交渉の要素がない!?」が面白い。ここでいう新しい恋愛歌とは「ありがとうのうた」のこと。近田御大曰く、

今日、Jポップの歌詞は、基本的に男女セックス有りが決まりだろう。
それがこの曲では、どう読んでも、二人のつきあいは、婚前交渉の前提がない。
関係の暗示すらないのである。
             <考えるヒット:週刊文春4/22号:p.74>

なるほろねー。おもろいこと言うなあこの御大は。