西島さんのデスノ鼎談

http://d.hatena.ne.jp/urouro360/20041109#ki2に書いたけど、QJ 9/29発行号において、乙×冲方×西島によるデスノート鼎談があったんですよ。m4n4さんにコメントいただいたこともあって改めて読み返していたのですが、ちょっと西島さんのおことばのあるところが面白かったので引用してみます。

西島 Lとライトの戦いはネットの掲示板の叩き合いみたいな感じもしますね。
二人とも匿名性を維持しながら戦っているわけですし。今年、日本のヒップポップにおける
ネット上でのたぶん初のディスり合い(ディス=ヒップポップのリリック上で特定の相手を攻撃すること)
があったんですよ。K DUB SHINEのアルバムでDEV LARGEが所属するBUDDHA BRANDが
ディスられたことを事前に知って、「嘘つくな、お前の言ってることは大嘘だ」とサイトにアップして。
そこで2ちゃんねるとかが絡んで盛り上がって、K DUB SHINEがアンサーして、
その後にDEV LARGEがもう一回返したんですね。つまり、DEV LARGEK DUB SHINEがLとライトだと思うんですよ。
その後どうなったかというと、エセエセという素性の知れない謎の第三者が割って入って勝手にラップして、
「お前ら二人が喧嘩してんなら俺も参加しちゃうぜー」とかなんとか言って、
なんかわかんないけどコイツ面白いという不思議なムードに包まれて収束していったんです。

デスノートの「顔と名前」という設定を匿名性から掲示板云々に絡めるのは素直にうまいこと言うと思いました。しかしそれを表現するのに例のディスネタをもってくるのがなんかいいですよね(ディス話題のまとめサイトはこちら→http://nejire.gozaru.jp/)やっぱり西島さんはおしゃれに目配りしてるんだなーとか。でもこの話題って6月のことだから8月の対談で意気揚々と語るほどのことでもないんじゃないかなーとか。匿名性って言う話の流れにケーダブデブラージのディスは関係ないんじゃないかなーとか。撒くためのツールがネットだっただけなんじゃないかなーとか。エセエセにそこまでのってる人も珍しい気がするなーとか。っていうか例のディス合戦の経緯ってそんな話だったっけ?とか。いろいろ思い起こさせる発言でした。まー自分も1ヶ月以上も前に発行された雑誌についてぐだぐだ言うのもなんですね。失礼失礼。