いきていくわたし

gotanda6さんのところで「自己啓発手帳」というかっちょいいシロモノを知る。
http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20050126#franklin
それで思い出したのがこれ→http://www.path.ne.jp/~kjmethod/
見てもらえば分かるけど「KJ法」という発想法の「研修」ができるインスティテュート。川喜田二郎さんは文化人類学者で学界の重鎮で大興安嶺山脈探検とか戦前のでかい学術調査いっぱいやってて、学者として名声は高いし本も一杯出ているしという大人だ。川喜田さんがフィールドで編み出したカード式記述法っていうのがKJ法で、一世を風靡するほど流行したし、現在でもコンサルティングとかブレストとかで重宝される技法であることは間違いない。KJ法についてはくわしくはこのへん:http://nokai.ab-garden.ehdo.go.jp/giho/43.html
けれど、川喜田大先生が自らKJ法の研修コースをやってるっていうのにはびっくりしたのだ。トップページは「創始者川喜田二郎直接指導の〜」という惹句がついているし。「発想法」っていうのは学問/学説よりずっとつぶしが利くし応用範囲が広いのだなあと思いました。ラベルも売ってるしねえ。まー、KJ法は確かに多方面で実際に使える技法なので、さすがに「自己啓発手帳」から連想すると怒られるかもしれないけど。
全然関係ないけど、gotanda6さんのところの一連のエントリを読んでいたら、ニュースキンを始めた先輩に「やあ!どうですか!マルチまがい商法の調子のほうは!?」とほがらかに尋ねたら、「マルチまがいじゃないんだ、これはネットワークビジネスなんだよ○×△○…」などと返事されて困った経験を思い出した。いやー、イマドキの若者(大卒)が、マルチをマルチと理解せずにやってるとは思いもよらなかったので衝撃的でした。マルチだと思ってるけど俺だけは売り抜けられる、という発想で取り組んでるんだと思ったのになあ。