奥が深い

気晴らしの大量買い物が本屋だという自分はかなり器と財布が小さい。でも、ダ・カーポダーリンは外国人失踪日記、エルロイの新しいのを一気に買ったらすごく気が大きくなった気がした(気だらけ)。全部で3000円くらい?
浪費するのはわりと快感で、買い物依存になる人の気持ちはわかるような気がする。本屋での浪費は、バーゲンとかないし全国どこでも品揃えも値段も一緒だし、買い物の醍醐味はないほうだけど。しかしさすがにのんき貧乏の自分でも、酒代飯代では3000円で豪遊気分を味わうことは難しいので、本屋での買い物は貴重な快楽源だ。買い物をした後、モズバーガーで失踪日記とダーリン〜を読んだ。本屋で浪費→喫茶読む、は至福のひとときだなー。毎日そういう暮らしがしたいよ。
それはともかく失踪日記を探して漫画コーナーの奥深く、やおい方面に迷い込んだのだが、そこでとある本の表紙に「主従特集」と銘打ってあるのを見かけた。ちょっとくらっときた。奥が深いというのか業が深いというのか。言わずもがなのことを言いますが、そういう萌えポイントがあることをどうこう言いたいのではなくて、語感の問題ね。“主従”が“特集”かー、と。まるで春のいちご特集!みたいなノリなのに、ねえ。検索してみたら google:主従特集 でトップに来ている。ハードBLアンソロジーらしい。これもすごいな。ハードBL。ハードボーイズラブ。ハードか…。「鬼畜」「背徳特集」「主従特集」という3冊が既刊のようだ。amazonでこんな本も買ってますリストをどんどんジャンプしていくと、似たような傾向で「下克上特集」「おしおき特集」とかどんどん出てくる。どれもこれも凄いなと思うのだが、なにが「凄さ」につながっとるんだろうか。自分でもようわからん。しかし何かが心に残るタイトルなのだ。こういうのもキャッチーというのだろうかね。