メフィストの新しい号

というわけで、しばらくぶりのメフィストを読みました。

メフィスト 2007年 05月号 [雑誌]

メフィスト 2007年 05月号 [雑誌]

我らのまほまほ(古野まほろさんのことですよ、もちろん)の短編が相変わらずのキモさでよかった。そのあとの読書会企画でテクストとしてとりあげられつつものりりん以下の参加者にことごとくけなされていたのがまたよかった。まほまほ2冊目でるんだね、もうすぐ。楽しみだなあ。
基本は短編中心で、連載は少なめというコンセプトだったかと思うが、その連載のセレクションが、恩田陸辻村深月、舞城、笠井というのは休んだ甲斐があったというところか。旧の小説現代増刊っぽさはすっかり一掃された模様。舞城は面白そう。期待できる。恩田陸ちゃんのあの連作のつづきが始まるのは嬉しい。笠井先生のみ引き続きの連載ですが、一年も間空くとわからなくなっちゃったなあ。
綾辻/有栖のDJ形式というのはいい試みだと思います。
総体的に見て、歓迎できる復帰第一号でした。買うといいと思うよ。