投げ銭の不穏な使い方を考える

自分の書いたエントリにトラバでいちゃもん(真のいちゃもんじゃなくて、被トラバ者がめんどくせーなーと思う時ならいつでも可)つけられたときに。

投げ銭!
「わかったわかった、100円あげるからジュースでも買いなさい。な!」

っていうのはどうだろう。門の前の辻説法に幾ばくかの金を与えて追い払う仕組みのweb応用。すっげー頭にくるだろうなー。こんな投げ銭もらったら。でも逆に、投げ銭もらうためにいちびりトラバをつけつづけるという乞食戦略も可能か。門の前をぐるぐるして手斧を投げ続けるモヒカン族を追っ払うのには有効だろうか? 真モヒには効かないだろうけど、モヒの擬態をとって迷惑をかけるのが生きがいなだけの偽モヒには効くかもー。モヒちゃんというパブリックイメージをしょった、モヒ風カツあげ。

「今日のところはこれで...」(投げ銭ちゃりん)
「hehehe! さすが社長さんはわかってらっしゃるや!」
「次からは三点リーダ使えよゴラ! よーしみんな、引き上げだー」(BURBURBUR…とバイクで)

わけわからんコメントつけてくる通りすがりさんにはモヒちゃんが頼もしく思えることがあるかも。でもコメント欄にわけわからん通りすがりさんが発生して、どこからともなくモヒちゃんがやってきて盛り上がりだしたら、100円やるから両方どっかいって、と思うかもしれないなあ。
逆にコメント欄を悪意の“通りすがり”さんから守ってくれる人に用心棒料を払うことも可能になるな。はてな用心棒。

「女一人のダイアリだからってなめんじゃないわよ! うちはid:○○系列なんだから」

○○にはお好きなidをお入れ下さい。
まーモヒちゃん云々は冗談としても、人の心を殺伐とする投げ銭運用は笑える。100円やってシッシと追い払う。金そのものは無味無臭だから、使う人の心持ち次第でいくらでも悪用可能なわけで、だからなんていうか、金が横行する世の中になっちゃったってことですね。いい意味でも悪い意味でも。

東京駅で遭遇

http://d.hatena.ne.jp/urouro360/20050505#co
一部で微妙に話題だった、本屋の文庫本カバーかけあれこれのつづき。実は先日、東京出張だったんですよ。で、八重洲口の、何の気なしに入った本屋さんで、コメント欄で教えていただいた「切り込み式カバー」を体験しました。栄松堂書店です。レジに本を渡した時、ちょっと考えごとをしていて注意が散漫だったのですが、突然レジの方が文庫カバーを破りだしたので心底驚きました。あわてて食い入るように見つめてきた成果ですよ!
まず、カバーがかかってる状態はこんな感じ。

外すとこう。

くわしく解説いたしますと、まず、文庫本カバーの真ん中あたり(背表紙に接する部分)に切り込みを入れて折り込みます。するとH型になりますね、カバー用紙が。そのHの端の部分で袖の長辺をくるみます。くるんだら角を三角に折り込み、上下の余った部分を台形状にします。で、その台形ちゃんを折り込んでできあがり。この「三角」がカバーのしっかり感を産み出すのに効いています。三角に至るまでは試行錯誤があったんでしょうか。切り込みシステムが産み出され、実用化されるまでの経緯が知りたい。プロジェクトxでやってくれないかな。
もうひとつ感心したのは、ここのカバーには背表紙があることです。

これははじめてみたなあ。これがあるから背中心がはっきりして、切り込みを入れやすいんでしょうねえ。最近の文庫本は厚さがまちまちなので、文庫本カバーはどこで背表紙厚みを吸収するかに工夫があると思うんですが、切り込み式だと背中心はいつも同じで、両端で吸収することになります。これは結構、安定的だと思うんですが、どうでしょう。
しかし栄松堂には切り込み研修とかあるんだろうか。バイトに行ってみたいものだ。