お笑いTYPHOON! JAPAN Vol.7

エンターブレインお笑いTYPHOON!JAPAN (Vol.7) (エンターブレイン・ムック)
オンバトチャンピオン大会号。前に立ち読みしたときとほとんど感想はかわらないんだけど、たぶんこの雑誌の編集長という人はかなり年配で、そんでべつにもともとお笑い好きでもなんでもないんだろうな、ということがよくわかる。今回のチャブインタビューでも、そういう視点でインタビューしているから、どうも不慣れで偉そうに見える。もうちょっと校正とかでその匂いを消していただきたい。好きな芸人にこんなインタビューないだろ、と不快に思う。基本的にこの雑誌はファンブックなので、インタビューがものすごく多いんだけど、インタビュアーによって印象は大きく違う。インタビュアーの発言中に「ダハハハハ!」を入れる人にもいい印象は受けない。これはね、吉田豪はうまく使ってるけど、バカと紙一重なのでもうちょっと丁寧に使ってください。
インタビュアーは相手の言うことをただ聞いていればいいと思っているわけではなくて、もちろんたまには挑発したりして面白い発言を引き出してくれるにこしたことはないんですが、それは下調べあってのことであって、不勉強が匂いたつようなインタビューで、しかも紙幅に制限があるんだったら無理なことせずふつうにやってくれよ、無味無臭に、と思うわけです。あとファンブックなんだから、魅力を引き出せよ、魅力を。そういう意味では笑い飯のインタビューはよかった。哲夫の狂ってる感じが良く出ていた。
特集では女芸人特集はいまいち。人力舎座談会は面白かった。人力舎の中心なき盛り上がり、という捉え方は面白いと思う。吉本みたいに隣の人がスターダムにのし上がるという経験がないからぎすぎすしない、と言ってたのは面白い。これで2,3年後にすげーぎすぎすしてきたら笑うだろうな。