メフィスト 04May.

自分にとってメフィストの購入は竹本健治諸星大二郎のためのお布施です。笠井潔もまあまあ楽しみ。京極は薔薇十字探偵シリーズは好み。今回はそうだったので儲けた。森博嗣はキャラをつなげずに話を書くことはしないのか。なんでここまでいろいろつなげるかなあ。今回のやつがまた短編集にはいって、パラシュートの時みたいにどれが何とつながってて〜って話になるんだねえ。ちょっと辟易。黒後家蜘蛛オマージュの諏訪野シリーズはよかったのにな。高橋源一郎のめちゃくちゃな話は結構好き。喜国さんのマンガが終わって本島幸久という人のマンガが始まっているが、これがどうも面白くない。いしいひさいちとか喜国雅彦とかのミステリオマージュマンガには質の良い物が多いので比べるのも悪いかなと思ってしまうが、なんかしょうもないなあと思った。まあ第一回なので今後に期待と。覆面座談会はもにょりすぎなので別項でとりあげたい。
今号は辰巳四郎氏の追悼ページがあった。一時期、買う本買う本装丁・辰巳四郎でちょっとやりすぎだろ講談社と思っていたけれど、辰巳氏の装丁ではないメフィストはやっぱり変だ。装丁のイメージが作品のイメージと強く結びついているな。しかしシリーズ物の装丁はどうするんだろう。森とか京極とか綾辻とか。ところで追悼文を書いたのは編集者のようですが、こういう文章は記名で書いて欲しいと切に願う。