いろいろあった。

乙葉さんと

「いろいろあった。」で8字である。これは本棚を整理していて↓を約2年ぶりに発見して読んだ感想。
2ちゃんねる中毒 2ちゃんねる中毒
ネットの2年は早い。2ちゃんねるという媒体については人それぞれの思いがあるだろうけれど、自分はこの本が出る頃のCNPまわりが好きだった。一応、あめぞうから見ているから2ちゃん自体はわりと最初からみていたと思うが、途中どうでもよくなってきたところをもう一度見るようになったのはこの辺のためだ。自分にとってはこのころがちょうど手頃なサイズだった。コミュニティが息苦しいくらい密着しているときは終わって、把握できないくらい拡張する前、と今ならばそう思う。2ちゃんねる本体四以上に、それをネタとして料理するにちょうどよいサイズだったのであろう。
時は流れ、今やgoogle:2ちゃんねる研究ではグーグル第一位にすらでてこない。スレの杜は「スレを紹介していないサイト」になってるし、経営学板ウォーカーも止まっている。いずれこういう風にはてなを回顧する日もあるんだろうねえ。
人間の時間経過は相対的に感じられて、子供は3年も会わないとえらいことになっているが、大人になると3年なんてあっというまでしかない。小学校一年生の頃は、六年生になるときなんてどれほど遠いのだとゼツボーしたが、今では6年先くらいは、かなうかかなわないかはともかく将来設計の範疇だ。ネットの時間はいつまでも子供の時間のようなところがある。2年もたてば乳児もしゃべる。こんな本を読むのは子供のアルバムを見るような気持ちであり、ほんと「いろいろあった。」って感じですな。いやはや。