週刊文春 11/25号

可もなく不可もなく。とりたてて目を引くところは少なかった。ナベツネ資産ネタがもうちょっとはじけると面白いんだけどね。
書評コーナー、重松清いとしのヒナゴン」の書評で

 この秋、全国各地の人里にクマが出没して大騒ぎになった。
当事者にとっては大変な災難だろうが、無責任な第三者にとっては
なんとなくメルヘンチックな話で、テレビのニュースを見ながら、
気がつくと「ある日、町の中、クマさんと出会った」などと
口ずさんでいた。考えてみれば、人間に害をなすおそれのある大型動物で、
さんづけで呼んでもらえるのは、クマさんぐらいのものだろう。

という導入部にのけぞる。さすが郷原宏。今年もこのミスが楽しみだ。