BUBKA 05. Apr.

数年前にハロプロというかモーヲタ相手の商売を大きく取り入れたというのはBUBKAのひとつの転換点だったと思う。特にアイドル好きでない自分にとっては、アイドルの面白さを伝えてくれる希有な雑誌だったし、モー娘。という希代のメタアイドルをメタに解釈し楽しむヲタの人々、特にモーヲタ論壇な人々には非常な興奮とくだらなさと興味深さを感じ、毎号毎号出るのが楽しみな雑誌だった。今もアイドル雑誌としてのスタイルは確立しているけど、これまでの熱気というか魅力を産み出していたのは活字ページだと思うし、それを成立させていたのはヲタならではの記事だと思う。だからかもしれないがハロプロが凋落した昨今、活字ページにキレがないというか熱さがないなあという思いがずっとしている。今号のなっち復帰を取り上げた記事に飯田圭織卒業にふれた記事、どちらも対象のしょぼさが記事のテンションを下げているように思えた。アイドル雑誌になる以前からのBUBKA好きとしては、とても残念な次第だ。同じ月刊誌でウラブブカというサブカル真っ正面の雑誌が競合しているというのも、一読者ながら気になることだ。買う方としても財布の事情があるしねえ。なんかこう、一度きっぱりハロプロ関係は切り捨てた方がいいんじゃないかなあと思いました。