ひとりっ子

グレッグ・イーガン
短編集だけどわかりにくい方のイーガン。頭こった。ところで殊能先生がイーガンのことを「ニューミュージックくさい」と評しているのには爆笑した。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/mercysnow/LinkDiary/links06121.html
ずっとイーガンに感じていたもやもやの見事な言語化だ。そう、そうなんです。ニューミュージックくさいんですよ、イーガンは。
収録作の中では「ルミナス」が異色で面白かった。ちょっとサイバーパンクっぽいような。表題作の「ひとりっ子」は着想が異常。自分もどちらかというと多世界解釈の方が好きだけど、分身のことなんか考えたことなかったよ。