2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

まだまだ逆ジェンダーエンタテイメント

自分が今ひとつ納得できないのは、1)定義があいまい、2)数値化されたデータの不足、ことに原因がある。乗り遅れてるのは承知の上なので、そこは見逃して頂きたい。 定義については、http://d.hatena.ne.jp/TRiCKFiSH/20040129#p1では、『「読者のジェン…

しょーもない

どうでもいい小理屈書いてたらナンバ壱番館見逃してショック。辛うじて笑い飯がラストに「3位、2位ときてもう1位しか残ってないんですけど、だからって1位っていうのもすべってる感じがしますよね」とか言ってるのだけ見る。それに対してフット後藤「1…

TAKUさんblog

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巷で話題のStart!JUGEM経由で、横浜銀蝿TAKUさんのblogを知った。 ヤンキーとかおばちゃんとか女子高生に興味を持たれないと社会におけるパワーを獲得することはできない、と自分は確信しているので、Start!JUGEMの目の付け所は冴えてる、と思った。その割に…

逆ジェンダーエンタテイメントのこと

逆ジェンダーエンタテイメントの定義は曖昧なように見えるのに、話が進んでるところでは進んでいるのをみてやや驚く。また、原文を読む限り、原文筆者は大して深い思い入れなく“逆ジェンダー”という名称を用いたように見える。ただその名称のひっかかりに、…

笑い飯の高校

ちょっとしたことがきっかけで、笑い飯の出身高校を調べた。ネットって本当に便利ですね。西田は奈良女子大付属、哲夫は奈良高校らしい。哲夫はさらに、関西学院大学らしい。どちらも地元ではそこそこのいい学校である。小学生のいちびりあいみたいなネタの…

ソウルコレクション

光野桃:集英社文庫:ISBN:408747285x 光野桃は描写の美しさが素晴らしい。衣服や食べ物、アクセサリーを描写してこんなに美しい文章を書ける人は珍しい。ご本人はエッセイよりも小説を書きたいようだが、うつくしいものをうつくしく描くエッセイを絶やさな…

奇跡の男

泡坂妻夫:光文社文庫:ISBN:4334712843 推理短編集;奇跡の男・狐の香典・密会の岩・ナチ式健脳法・妖異蛸男 泡坂妻夫が大好きだ。所収の中では、狐の香典が一番よかった。舞台となる飲み屋、“糀屋”がすごくいい。なにげないところの描写がいいのが泡坂妻夫…

噂の真相 0403

ラス前。部落出身芸能人、猪瀬直樹、雅子妃と宮内庁対立、浅利慶太再婚、YAWARAちゃんの素顔など。 谷亮子さんの素顔暴露ネタ、辛酸なめ子の特別寄稿がかなり謎。ひとさまの結婚披露宴つかまえて「日本中が大爆笑」で始まる記事は素晴らしいセンスだ。男性に…

新都立大の公募が不人気のこと

もう旧聞に属するが、石原都知事先導の都立大合併・改革の話がかまびすしいが、公募の倍率がすこぶる低かったそうである。 http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/897030/93s97a791e5-0-1.html 東京都が来春開校を目指す都立新大学の教員を公募した…

二階堂黎人さんは

ちょっとおもしろすぎじゃないのか。id:kaien[二階堂黎人氏の発言について]がとてもおもしろい。つっこみどころ満載だ。 少なくともミステリ評論が無駄だと思っている人に、≪キミとボク派≫などと括られて「技術的あるいは素養的な限界でそれ以外のものを書け…

ジェンダーフリーと逆ジェンダーエンタテイメント

ジェンダーとは社会的性別役割分担のことで、ジェンダーフリーとは「ジェンダー」による束縛を他人に押しつけないようにしようということだと解釈している。 ウーマンリブの功績により、女性がジェンダーの押しつけにあっている、という考え方が社会に獲得さ…

ヤングマガジン04#11

今週の「TOKYOブローカー」は名台詞度低め。残念。まあこんな回もあるか。「バレーボーイズ」が普段の下品に輪をかけて下品ですごい。悪書だなあヤンマガ。「アゴゲン」最終コマが秀逸。カブト焼き。爆笑して感動した。「リモート」の展開が何か引っかかる。…

週刊文春・新潮 040212

先週(2/12号)はものすごく暇をつぶす時間があったので、文春も新潮も買った。文春の巻頭ネタは古賀潤アメリカで借金踏み倒し、新潮は「私たちも経歴タブー?!」。文春の方が記事は充実している。新潮はじじむささが増強されてきた。ホテルニュージャパン…

はじまり2号おわり2号

ファウスト2号と噂の真相ラス前号購入。あわせて1600円くらい。え、ということはファウストは1100円もするのか。 追記:とりあえずファウスト2号の編集後記だけ読んでみたが、期待通りの「うへぇ」ぶりに嬉しくなる。1100円はいーちゃんをはじめとした普通…

はてなはホットスポットだねえ

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ホットスポットとには「減数分裂時、組み換えが頻繁におこる領域」という意味もあれば、「生物多様性が高く、かつ、危機に瀕しているところ」という意味もあるわけだが(でもまあ後者のことは通常、生物多様性ホットスポットというように思う)。それはさて…

ラブロマ

とよ田みのる:講談社アフタヌーンコミックス:ISBN:4063143309 アフタヌーンでかなり気に入っている作品の単行本。受賞作だったのか、と。1話目の絵の雰囲気が全然違うのにびっくりした。2話目からは今の絵で、それもびっくり。「ラブロマ」こそ≪キミとボ…

ぼくはね。

藤原規代:白泉社花とゆめコミックス:ISBN:4592170725 花とゆめでたまたま読んだ漫画が気になったので、同じ作者の既刊シリーズである本書を読んでみた。母を亡くした父子家庭に、父の後輩という家政婦がやってくるが、それは家政婦ではなくて家政夫で……、…

ST 毒物殺人

今野敏:講談社文庫:ISBN:4062735393 先日読んだシリーズの2作目。1作目よりずいぶん面白い。やはり1作目の日本社会批評が自分にとっては鬼門だったようだ。赤・黒・緑(翠)・青に比べて幾分、超人性の低い黄色が主となるストーリーだが、主人公でいて…

遠方のブックオフ

週末、所用で大変遠いところへ出かけたついでにブックオフを見かけたのでチェックした。宝の山だった。ほとんど行くことがない遠方だけに非常に悔しいが、もてる範囲にも限りがあるので文庫中心にだだっと買ってくる。 山田正紀「神曲法廷」、泡坂妻夫「奇跡…

いーちゃん

なんか西尾維新というキーワードに反応があるようだ。いーちゃん大人気ですな。はてな世代に大人気。はてな世代のトップランナー。こういうフレーズはいかがだろうか。いーちゃんで一番びっくりしたのは、講談社の漫画雑誌にノベルスの広告が載っていたこと…

ウェブログ論争保険

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ちょっと真面目に考えてみる。インターネットは全世界に開かれている、という前提がある。しかし、すべての人が全世界に開かれていることを意識しているかというとそういうわけではない。インターネット上にあるテキストなどは、広い範囲からアクセス可能だ…

別冊宝島1000号記念復刻

最近、この復刻に関する記事をウェブで見かける。自分がこれについて書いたのは1月27日のことだから、ちょっとタイムラグがある。1月27日には宝島社のサイトを始め、どこにも検索で引っかからなかった。というわけで行きつけの本屋がフライングで始めたのじ…

「ST 警視庁科学特捜班」

今野敏:講談社文庫:ISBN:4062732068 今野敏のSTシリーズ第一弾。講談社文庫の新刊をチェックしていたらこのシリーズを知り、途中から読むのもなと思って第一弾から読むことにした次第。あとでノベルスチェックにいったらノベルスでも同シリーズ新刊が出て…

ヤングマガジン04#10

金曜日未明にヤンマガの記録を書くのはどんなもんだろうと思いつつ。 いやー「TOKYOブローカー」イイ。いいよ。いいね。「湾岸ミッドナイト」以上の俺論だ。俺論漫画といえば柳沢きみおとかだったがヤング層には楠みちはるだな。楠みちはるは「湾岸」を何回…

降りる自由by東浩紀

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東浩紀氏のblog:http://www.hirokiazuma.com/archives/000055.htmlにある「降りる自由」という語りは要注目である。 社会がきめたことでも、個人がそれに完全に同意する必要はないこと、その時の「降りる自由」を確保することがグローバリズムへの対抗措置と…

歴史観

史学やってる人としゃべっていて、史学の問題はマルクス主義的な歴史観から抜け出せていないことだ、という話を聞いた。マルクス史観というのは発達段階論のようなものらしい。その人がいうには、経済学が計量経済学等でマルクス主義の桎梏から曲がりなりに…

操作ミス

あー。なんか操作をミスってバンギャル論争(id:lepantoh:20040131参照)を見つけたときに書いた感想を消してしまった。復旧しようがないので消えたということだけ明記しておく。 内容は、簡単にまとめると ・お互いのイメージに対する断層が見えたので傍観…

はてなはひろいうえにそこら中でホットだ

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もう寝るといいつつだらだら巡回していたら、id:koseki:20040205の10の質問を発見したので、試しに答えてみる。自由にリンクしてください。 1 企業が広告目的で作成する偽の個人ページが仮に存在するとして、それらは制限されるべきだと思いますか? 広告戦…

はてなはひろいだけでなくはやい

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というわけでバンギャル論争に気づいたぞなどと思っていると、もはや時代は「逆ジェンダーエンターテイメント」なのだ。誰かはてな版ダークマターを(略。 id:lepantoh:20040203に反応リンク集がまとまっているが、視点としてとても面白い。女性が書く女性向…

ACCSへの不正アクセス

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しばらく各所で話題になっていた件、“ハッカー”の逮捕で終わったようだが、ニュース速報の記事を並べてみると興味深い 容疑者は昨年11月6〜8日、社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(東京都文京区)のサイトのサーバーに不正に接続し、ネット上…